奨学生をとりまく厳しい実態
 
激増する「経済的理由」による
退学や学費の滞納
〔応募者の家庭状況〕
2000年度
家  庭  状  況 人数(人)
低収入(所得100万以下) 22 
母  子  家  庭 21 
授業料滞納(進級・卒業に関わる) 17 
両親の病気 ・ ケガ 16 
事業不振・経営困難 15 
失 業 ・ 倒 産 9 
賃 金 カ ッ ト 6 
転職・リストラ 6 
扶養家族が多い 4 
住宅ローン  3 
生活保護 2 
借金返済 2 
本人病弱 1 
両親高齢 1 
両親不在 1 
合   計 73 
複数回答
 98年9月の調査では、3ケ月以上の授業料滞納者は476人(28校調査)。「経済的困難」を理由とした中途退学も、97年度55人から、98年度86人(34校調査)へと急増しました。
 99年度奨学生の家庭状況をみると、「失業・倒産・事業不振」を理由とする場合が、過去と比較し大幅に増え、全体の約3分の1にあたる32.3%に達し、「母子家庭」26.2%、「生計者の病気・事故」15.4%、「低収入」12.3%の理由も高く、「不況」による家庭崩壊の実態が浮きぼりになっています。
 実際に援助を求める生徒は今後もますます増加することが予想され、奨学資金の重要性が改めてクローズアップされています。
   
体験談 そのとき、私は・・・
 
高蔵高校卒業生
 春、希望に胸ふくらませて念願の高校に入学出来たのも束の間、父の事業が思うようにいかなくなりました。せっかく入学できたのに、やめなくてはいけないのかとショックでした。友達もでき、楽しく、学校へ行きたくて仕方ない頃だったのです。でも学費を払えないのでは学校を辞めなければならないと悩み、どうにもならなくなっていた頃、先生から私学奨学資金財団の話を聞きました。初めは恥ずかしく、ずいぶん悩みましたが、申し込む決心をしました。おかげで、学費は遅れながらも払っていくことが出来ました。とても苦しかったけれど、二度と繰り返すことが出来ない高校生活を過ごすことが出来て、とても幸せに思っています。今日という日があるのは、奨学金制度があったおかげであると、本当に感諭しています。ありがとうございました。
 









 

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