『大きな学力』著者紹介

寺内義和 (てらうちよしかず)

 70年代に私学運動に登場して以来、類い希な感性、洞察力、行動力で全国から“愛知に寺内あり”と評されてきた。政治家からは“虎を檻から出すな”と恐れられ、“軍師というより怪物だ”と他県の教育運動家を感嘆させ、“あのおっさんのためなら、いつでも応援にくるで"と行動派作家から惚れられ、対立者をことごとく共鳴者にさせる人間力は、『大きな学力』(本書)に遺憾なく映し出されている。また、愛知の私学運動をつくりあげてきた20数年の組織運動の視点やキーワードは混迷する時代の壁を破るバネとしても注目されている。



著者近影
 1939年生まれ。70年代に私学運動に登場して以来、類い希な戦略家、組織者として、全国に影響を与え続けて来た。事実をあるがままにみつつ、固定観念を大胆にこわし、新しい典型をつくりだしていく感性、創造力、洞察力と行動力に、立場をこえて共鳴する人が多い。さらに総対話・総評価、異化・カーニバル化、要求・触発、波風体験などのキーワードで、『私立高校−屈辱と誇り』(劇団名古屋舞台化)、『私学にひるがえる旗』『それぞれの旅立ち』(中山プロ映画化)、『流れよ、教育の大河』(いずれも高文研刊)などの実践、運動をつくりあげてきた。いまや愛知の私学運動は教育改革の最前線として、全国から注目されている。92年、「日本教育法学会」で『教育の公共性と公立学校、私立学校問題』を発表(有斐閣刊)。80年から愛知県私立学校教職員組合連合委員長を歴任。桜丘高校教諭。
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