松崎運之助講演:「人が育つということ」
Matsuzaki Unnosuke Pict3 7月20日(祝) 13:00〜15:00
東邦高校 トレーニング室にて
  1. 内容要旨
  2. 講師の感想
  3. 受講者の感想

1.内容要旨
  • 地域、学校、年齢をこえて集まる=サマーセミナー=これが学校の姿、自分の思いで学ぶものである。
  • 夜間中学の様子
    全校生徒80人、10クラス、最高70歳。ふるえるような気持ちで随時入学してくる。
    教室は生徒がいない時の方が多い。そろっているのは当たり前というのは思い込みである。明日も来て下さいと門で見送る。学校の灯りはふるさとの灯りのつもりで生徒がいる。
  • 学校・教育について
    100点から物事を見ない。不足分はストレスになる。その瞬間、その時、その存在が素晴らしい。
    幸せを幸せと感じる心が摩り減っている。物はなくても昔は幸せに暮らしていた。目標となる大人がいるだろうか?人間として同じ目線で見てくれる人はいるか!? 幸せになるための学校とは、「わからない→こらからわかる喜びを持っている。」所である。喜び、学びがこぼれでるような学校でなくてはならない。
    人として生まれてきたことに意味があり、例えば、赤ん坊は生まれても何も力のない存在だが、大人を励ますということで意味を持っている。
Matsuzaki Unnosuke Pict1 ▲このページの最初に戻る
 
2.講師の感想
 盛大でかつ充実しているサマーセミナー、参加させてもらってとてもありがたかったです。私の講座の方は、まとまらない貧しい話にも関わらず、皆様が熱心に聞いていただき、そのまっすぐな目線に感激しました。ありがとうございました。
Matsuzaki Unnosuke Pict4 ▲このページの最初に戻る
 
3.受講者の感想
 「学校」の映画の本も見て読んでいましたが、やはり是非松崎先生のお話が直接聞きたくて受講しました。ひらがなの五十音や"いろは"、"走る"といった簡単な漢字にも発見や自分なりの解釈、そして、納得するまで食い下がる夜間中学の授業の一端が紹介されました。どんな勉強でもそこに今まで知らなかったことを知るときのワクワクとした感動が学びの本質であり、それがあるのが夜間中学であると繰り返されました。社会の底辺で凄まじいご苦労の連続の中にあっても嘘ではない豊かな感性━それは学ぶことによって磨かれていく。「先生、星がきれいだね。私、学校で勉強するようになって星がきれいだということ分かったんだよ」と話される年配の女性を授業後、校門まで見送って行かれる夜間中学の教師の謙虚な姿勢がその感性を感じ取ることができるのでしょうね。━を私たちに示してくださっている。日頃、不用意に高3の娘に対して「あんたたちの学校の授業のレベルは高くないからね」などと言っていた自分自身の貧しさが心から恥ずかしくて、涙が止まりませんでした。「学ぶ」ことの中味にレベルの高低などあるわけがなくて、そんなことも知らずに子育てをしていた自分の傲慢さが情けなくて仕方ありません。もう少し時間があれば、中退者(というのでしょうか)の方々の事情とか詳しくお聞きしたい気持ちが残りました。機会があったら松崎先生にお伝え下さい。愛知の定通父母の会(定時制通信制高校に学ぶ父母の会)にも中央高校の先生が創られた歌で「帰って来たくなったらいつでも戻っておいで、いつも君の場所がここにあるよ」という中退者に向けての温かいメッセージがることを。厳しい行革の波の中でこれからも夜間中学の灯を守って下さい。」と (父母)
Matsuzaki Unnosuke Pict2 ▲このページの最初に戻る

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