
サマセミ実行委員会は、生徒・教師・父母・市民の4者で構成されています。
「私学をよくする愛知父母懇談会」の代表に、
サマセミに燃える父母の声を代弁していただきました。
私学をよくする愛知父母懇談会 代表 中川 初枝 |
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| 聞き手 安井 章員 | |
| −−: | どんなきっかけでサマセミに関わったのですか? | |
| 中川: | 数えないといけないぐらい古いんですけど、同朋高校で行われたサマセミに実行委員として関わって以来ずっと委員をやっています。 初めて関わったときにサマセミは父母懇の活動にとってもすばらしいものだということがわかりました。 サマセミに関わるにあたって私達が考えた視点としては二つあります。ひとつには、高校生は大人に何を求めているのか、もう一つは大人が持っていることを高校生にどう伝えるか、ということです。 ひとつめについて、私達が大事にしているのが、「なるには講座」です。高校生が大人になったときどう生きていくか、それは職業も含めてね、それを考える視点を提供していくというもの。 |
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| もうひとつ自分達が伝えたいんだ、ということでは、「お母さんが伝える○○講座」というのをそれこそ山のように出したんですよ。父母懇のなかでは得意なものを持ってる人が多いので、そういう人達が講座を出してくれた。 | ||
| これは関わる前に考えたこと。終わった後で、講座を出したお母さん達が、子ども達と出会って話した結果自分達が元気をもらったんだ、と結果が生まれたんですよ。それで病み付きになって何度も講座を出すお母さん達が出てきた。 | ||
| −−: | なるほど。 | |
| 中川: | いま、高校生を含めた子ども達はすごい狭い世界で暮らしていると思うんですよ。その弊害みたいなものが出てきていると思うんですよね。私たちが子どもだったころも狭かったのかもしれないけど、もう少し、近所のおばさんみたいな人たちが見えていたような気がするんですよ。いま子ども達が関わっている大人って先生か母親だけじゃないですか。その中で見える大人たちっていつも一方的じゃないですか。 | |
| だからいろんな大人達がいて、いろんな生き方をしていて、無様にやってるのもいるんだぞ、って。そういう意味ではサマセミはすごいチャンスだと思うんですよ。 | ||
| −−: | 中川さんにとって、サマセミは。 | |
| 中川: | 私にとってサマセミはすごく大事で、支えられているものです。その中での出会いはすごく続いているんですよね。頼ったり頼られたり、ほめたりほめられたり、そういうことが活動の中で自然にできるんですよね。 | |
| 昔はサマセミに関わっているのは担当者だけだったんですよ。 | ||
| −−: | 父母懇全体でバックアップするのではなくて、ですか。 | |
| 中川: | 担当者になって、自分で講座を出しますということになって、ようやくよさがわかってきたという感じ。すっかりのめりこむ父母とかもいますよ。 | |
| −−: | 中川さんは実際に講座を出されたことは。 | |
| 中川: | ありますよ。いま、東海高校の土曜講座で「男の厨房」という講座を6年ぐらい持っているんです。いい名前でしょ、「男の厨房」って。 | |
| −−: | どんな内容なんですか? | |
| 中川: | 一人暮しのための料理講座です。大学へ行って一人暮しをする子が多いじゃないですか。そのときにちょっとは自分で作れるように。 | |
| 作った後に各テーブルを回るんですけど、「あ、ここすごくおいしい」って言って次のテーブルに回るとすごく喜んでる声が聞こえるんです。そういうのを聞くと「うまくいった」とかきちんと言ってもらえるってのはすごくうれしいんだな、と思うんですよね。 | ||
| そういう講座をやってたのでサマセミでも料理関係の講座を出しました。でも食べることってすごく重要ですよね。そう思いません? | ||
| −−: | そうですね。 | |
| 中川: | この前NHKでやってたんですけど、子どもに食卓の風景を絵に書かせるんですね。その中で驚いたのが、すごく「孤食」がおおいのよ。40%とか50%とかの子どもが一人で食べてるんですよ。最近だとやっぱりお母さんが働きに出ているというのが多いでしょう。 | |
| −−: | そうすると子どもより早く出て遅く帰るってのが多いですよね。 | |
| 中川: | そうそう。でも、そのときに思うのが、何故子ども達はお母さんを待ってるんだろう、と思うのね。 | |
| −−: | 少しでも自分で作ればいい、と。 | |
| 中川: | だから、高校生に食事を自分で作ろうよ、といいたいのは別にシングルライフになってからじゃなくても、今でもなんですよ。お母さんが仕事忙しくてご飯作れないなら、家族のも作ってあげて、自分のもちょっと作ったら、みたいなのってあるじゃないですか。 | |
| 昔、小学生で家の手伝いをしてたというのが普通だったとしたら、今の子はほんとに何にもやらないんだなというふうには思ったわけ。やりだしたらそんなに難しくないし。もっと小さい子からやれるような、そんな場所があったらいいと思うんです。 | ||
| ここ何年かは中央の仕事をやっているもんですから、個々の講座を開講でき余裕はないんですけどね。 | ||
| −−: | サマセミで父母はどんな役割を果たしているんでしょうか? | |
| 中川: | そうですね。まずは自分達でしかできない講座の開講。それからサマセミ全体を支える要員としてはかなり役割を果たしていますね。受付とか講師の人達の交通整理とか。あとは講師の方々にお礼の手紙を書いたりとか、大きなイベントになるほどどうしてもそういうところって抜けてきちゃうじゃないですか。 | |
| なんていうのかな、こういう活動の持てる組織ってすごいと思いません? 教え、教えられる場所を持とうとすること自体がすごい発想だし。それに毎回場所が変わるでしょ。その地域にとってはすごく大事なものを残してくという気がするんです。だから大事にしていきたい活動です。でも現実は仕事いっぱいで、追われる日々でございます(笑)。 | ||
| −−: | 地域、という話が出ましたが、サマセミをやった後で地域が変わったりするんですか? | |
| 中川: | そうですね。地域自身が変わるというよりも…。 | |
| 地域の大人たちが講師として入ってきてくれて、高校生達と会って自分の伝えたいことを教える中ですごく喜びを感じるということがあると思うんです。 | ||
| それからね、おととしは東海女子高校でやったんですが、高校生達がサマセミの後で講師の人のところに直接行って教えてもらったり、という話をいくつかきいたんですよ。 | ||
| −−: | サマセミがなければ出会うことがなかったんですよね。 | |
| 中川: | そうですね。そういう私たち仕掛け人の知らないところでの広がりがあるというのがうれしいです。講座の中で生まれた接点とそれを継続することが、地域を巻き込んだということになるし、地域を変えていける力になるかな、と思うんです。それに小学生は小学生ごと、高校生は高校生ごとで固まっているのがちょっは破られるわけじゃないですか。そのちょっとした広がりみたいなのが大事ですよね。 | |
| −−: | 最後に今年のサマセミの魅力、アピールポイントみたいなものを聞かせてください。 | |
| 中川: | 今年は3つの柱で講座を作ったんです。 | |
| ひとつは「なるには講座」です。 | ||
| ふたつ目は「ジェンダーフリー」。担当者がいろんな工夫をしてくれていろんな角度からジェンダーフリーについて考えられるようになってます。 | ||
| もうひとつは「きらめきおすそわけ講座」。これはどちらかというと親達に聞いてほしい講座。私たちよりちょっと上のすごく輝いている人達を3名呼んで、私達も元気をもらおうという講座です。 | ||
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