ネットワークニュース No.1−2
   子どもと教育を守る10万人ネットワーク運動
社会の温かさ、冷たさに触れて
− 街頭に立って募金活動に参加する生徒たち −
《日本福祉大付属高校 大島希和子》
「一億円募金運動にご協力よろしくおねがいします!」と先輩の声を初めて聞いた時、「何やっているんだろう?」と思っていました。私が初めて一億円募金のことを知ったのは、新入生歓迎フェスティバルの前夜祭での事でした。フェスティバルの実行委員長さんが「経済的理由で学校に行きたくてもいけない人がたくさんいる。」と言っていました。初めはそんなに大変なことではないと思っていましたが、先輩達を見ているうちに、「すばらしい事なんだ。」と思い、私も一生懸命取り組むことにしました。始めたときには、周りの人から「うるせー。」とか「公立行けばいいじゃん。」とか言われたり、中にはツバを吐きかける人もいました。「こんなに辛いものなの?もう嫌だ。」と思った時もありました。でもその中で、「寒い中、大変だけどがんばってね。」、「私には何も出来ないけど…」など温かい言葉をかけて下さる人もいました。そのような人たちがいて応援して下さるからこそ、これからもずっとこの活動を続けて、もっと色々な人に伝えていきたいとおもいます。

《尾関学園高校 渡辺憲太朗》
 私は、これまでに数回の一億円募金活動に参加してきました。主に、名古屋駅や江南駅などで活動しましたが、場所によって、私たちに対する人々の反応がまったく違うのには驚きました。一声かけてくれる人もあれば、無視して通り過ぎていく人もいて、私たちの真剣さが伝わらずにつらいこともありました。けれども、目標に一歩ずつ近づいています。このような活動に参加できて、本当に良かったと思います。

生徒たちのもうひとつの街頭募金活動!
「阪神大震災遺児に奨学金を贈る募金活動」
 2001年1月17日(水)午後5時より名古屋市中区栄噴水広場前にて、「奨 学金を贈る会」による阪神淡路大震災追悼セレモニーが行われました。
 「奨学金を贈る会」では、毎年この日に阪神大震災で亡くなられた方々を追悼するイ ベントを行い、同時に「震災遺児奨学金街頭募金」も行っています。

 追悼セレモニーでは、震災のあった1月17日にちなんで
「1.17」をかたどっ て並べられた約600本のろうそくを灯し、追悼をしました。道行く人たちに興味 を持ってもらうために、岡崎城西高校和太鼓部、日本福祉大学附属高校和太鼓部に よる太鼓や踊りも披露されました。

 セレモニーと同時に行われた街頭募金では、中学生・高校生たちが道行く人に呼 びかけていました。 「震災から6年が経ちました。名古屋に住む私たちにとっては過去のことかも知れ ません。しかし、神戸ではまだまだ過去のことと言ってしまうことができないほど の深い爪あとが残されたのです。中学生・高校生である私たちにできることは、募 金をして、集まったお金を奨学金として震災孤児の人たちに贈ることだったのです。 みなさん、ぜひご協力ください。」

 今日のセレモニー・街頭募金に参加した中学生・高校生たちは、阪神大震災当時 はみんな小学生でした。彼らより震災を「最近」の出来事だと感じているはずの私 たちには何ができるのでしょう?彼らを見ていてそんなことを考えました。
※「奨学金を贈る会」はこれまでに約2000万円の募金を集め、震災遺児300人に奨学金を贈っています。

ネットワークづくりにご協力ください
− 誰にでもできる活動です −
「子どもと教育を守る10万人ネットワーク」って、何ですか?
 1億円募金運動は、多くの方々のご支援で大きく広がっています。その取り組みの中で、「ただ募金したというだけで終わらせてはいけない」「子どもの問題はお金の問題だけではない。この運動を通じて、もっと子どものことをいっしょに考えたい」という声が起こってきました。そうした声に応えて、趣旨に賛同する人たちによる「つながり」を作ろうとするのが「ネットワーク」です。

どうやって参加するのですか?
 申込用紙に賛同する方のお名前と連絡先を記入していただき、1口1000円の募金をしていただきます。お申し込みいただいた方には、「ネットワークニュース」などをお届けします。なお、 E-mail のアドレスをお持ちの方で「メールニュース」の配信を希望される方は、お申し出下さい。

私はこんなふうに広げています
いつでも、どこでも、リーフレットを持って、まわりの人に呼びかけています

この運動は心が豊かになる運動です

《西尾・幡豆ブロック 佐橋万智子》
「どなたか子ども達のために募金をお願いできませんか。」町内の草取り奉仕作業中に、ふと漏らした一言から始まりました。70歳代のおばあちゃんから「年金暮らしで沢山はできないけれど若い人の役に立つなら。」と一口の申し出をして下さったことが、私に勇気を持たせていただけ募金活動のきっかけとなりました。そして、領収書とリーフレットを手にしたときの不安は消え、とにかく話す機会があれば何処でも声をかけ続けました。
 一斉地域集会には一般の方の協力も得られ生徒を持つ父母だけでなく、色々な方が関心を持って下さったことを嬉しく思い涙しながらお礼のコメントを送らせて頂くと共に、生徒に心も伝わることを確信いたしました。
 殺伐とし暗い事件ばかり続きますが、この運動、少し勇気は必要ですが、肩の力を抜き、人の為だけでなく、心が豊かになる運動として永く続けて頂くことを望みます。

《大宝ブロック 本部房江》
 私が一億円募金への一歩を踏み出したのは、婦人会の集まりでした。チラシはバックの中にあるものの、なかなか切り出せずにいましたが、勇気を出して「実は、・・・」とチラシを出してみました。経済的理由で学校を辞めなければならない高校生の現状を話し、成績や見た目に関係なく、学びたい子が学び続けられるよう、募金に取り組んでいることを話しました。すると「公立でも、授業料が払えず学校を辞めた子がいる。私学ならなおさら大変よね。」という一人の人の賛同の声をきっかけに大半の人が協力してくれました。
 子育てから少し離れた年代の人が多かったので、今の高校生のおかれている経済的状況を知らなかったとの声も聞かれ、機会あるごとにどのように募金が役立っているかを知らせていこうと思っています。

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