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1981年1月25日生まれ23歳、名古屋JKファクトリー所属。名古屋市在住、名城大学付属高等学校、名城大学商学部(現経営学部)卒業。中学2年生からキックボクシングをはじめ、高校2年生でグローブ空手オープン選手権で優勝し、最優秀選手賞受賞、最年少記録をうちたてる。翌年プロテスト合格。20歳でWKA世界ムエタイウェルターチャンピオンとなり、今年2月WPKC世界スーパーウェルター級王座決定戦で勝利し、2階級王座に。現在25戦22勝(11KO)3敗。

2004/09/28 スポーツナビ より

WPKC認定「OKTAGON」

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200411/27/index_b.html

2004/09/28 Yahoo NEWS より

佐藤嘉洋、ルンピニーで現役ランカーを粉砕!

欧州2冠の佐藤嘉洋が、ムエタイの殿堂ルンピニースタジアムで現役ランカーを相手にKO勝利を収めた。佐藤はタイ現地時間25日、バンコク、ルンピニースタジアムの興行に出場。ルンピニースタジアム・スーパーライト級10位のディーゼルレック・レックルンルアンヨンと激突した。序盤はローの打ち合いで互いにけん制しあったが、試合時間が1分に達したところで相手をロープ際へ追い込んだ佐藤が、強烈なローをヒット。ディーゼルレックはたまらずダウン。悶絶しながら10カウントを聞いた。ディーゼルレックは佐藤のローで右すねを骨折したことが、関係者の証言で判明。2度のタイ遠征でキック王国に「佐藤恐るべし」の印象を植え付けた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040928-00000034-spnavi-spo

勝者だけに与えられる
最上の輝きをつかむために。

サンドバッグでゲ○を飲み込みながら打ち、
スパーで身体が動かなくて
後輩にまでボコボコにされても、
ミットで途中で気絶しかけてぶっ倒れても、
練習がうまくいかなくてジムの裏で泣いても、
次の日にはまた歯を食いしばってジムに向かう。
すべては勝つため。 (佐藤嘉洋HP 日記より)

ムエタイ(キックボクシング)
世界チャンピオン2冠王座に輝く、23歳。
彼は名古屋のジムで、
今日も自分を極限まで追い詰めている。

なぜ、そこまでして向かうのか?

すべては一瞬の輝きを得るため。

リングの上で
勝者だけに与えられる最上の輝き。
味わった人しか知り得ない
至福の時がそこにある。

すべてを捨てて
打ち込んできた時があり、
すべてを飲み込んで
貯め続けてきた思いがある。

だから彼は勝ち続ける。

人生そのものの輝きを放ちながら、
戦い続ける。

見せる格闘技ではなく。
僕は結果だけを追い求めるアスリートでありたい。

勝った後は、自分だけが主役。リング上でスポットライトを浴びる快感。あの瞬間、今までつらかった練習をすべて忘れてしまう。ただ賞賛されることだけがうれしいわけじゃない。ここまでたどり着いた自分への誇り、周りへの感謝…。この勝利の味は、あの場所に立った人にしかわからないかもしれない。
僕の場合は、高校2年生での全国大会初優勝がそのきっかけだった。そこで日本一というのを初めて経験して、その時に「勝利の味」を知ってしまった。その時以来、どうやら大変なモノに取り憑かれてしまったのだ。

中学2年生でキックボクシングを始めたのは、単純に強くなりたかったから。しばらくして先輩の試合を見に行く機会があった。先輩は当時日本3位。隣で練習している姿は、別に普通の人という印象だった。ところがその試合で勝った先輩の姿は、いつもとは全く違って完璧なHERO。広い体育館の中で、たったひとり輝いて。ただひとことしか言えなかった。「すげぇカッコイイ!」その時、僕もプロになることを決めた。
高校3年生で希望通りにプロデビュー。でも、悩んだ時期もある。はっきり言ってプロとして食べていける人はほんの一握り。プロになったばかりの頃は、プロになれたことがうれしくて、周りから「無理だ、難しい」と言われても「オレだけは違う、オレは絶対成功するんだ」と根拠のない自信だけがあった。

ところが大学4年生にもなると、周りのみんながどんどん就職を決めていく。僕はもう世界チャンピオンになって結果も出していたのに、注目もされず何も変わらない。バイトやってジム通って…。ファイトマネーも上がらないし、自分のスタイルも周りに認めてもらえない。

僕は結果だけを追い求めるアスリートでありたかった。それは今も変わっていない。パンチの大振りをして観客に喜ばれるのではなく、あくまで勝ち負けにこだわる。そのスタイルはエンターテイメント的な面白さが求められている格闘技界で、なかなか認めてもらえなかった。根拠のない自信はいつの間にか崩れて、引退しようか、とまで思ったこともある。

でも、オランダの試合でもうひとりの世界タイトル王者に敗退、そんな思いがフッと吹っ切れた。当時、つらかったのは「オレは世界一なのに、なんで認めてもらえないんだ」という気持ちがあったから。負けたのは悔しかったけれど、世界にはもっと強いヤツがいたんだ、と肌で感じられたのはうれしかった。

「まだ世界一になってないんだから、認めてもらえなくて当たり前。こいつら全員倒して、本当の世界一になればいいんだ。その時に絶対に何かが変わる」。

挫折して泣いて悔しくて落ち込んで。
だから僕はもっと強くなれる。

思い返すと、負けたことや挫折が、新たに闘志を燃やすきっかけをつくってくれている。以前は練習で全然動けない時に、裏でよくシクシク泣いてた。自分が悔しくて、情けなくて…。自分の思い通りにならないことは、全部自分に原因がある。自分がダメだからそうなったと思う。悔しくて、泣いて、反省して。そしてそこから立ち上がって、次に行く。

高校2年の初優勝もその4ヶ月前に負けたことがエネルギーになった。そして今も続けていられるのはあの時にオランダで負けたから。

「負けたら終わりだ、その時点で引退だ」くらいの覚悟で試合に臨んでいるからこそ、僕は負けたことがきっかけに成長していける。

今年の4月の試合でも、取れるはずの世界タイトルを自分のミスで取れなかった。今ベッドの横にはチャンピオンベルトが二本。三本目のために空けてあった壁を見て「あそこでああしておけばベルトがあるはずだったのに」って今でもしょっちゅう思い出す。だから次の9月の試合はきっと勝てる。その悔しさをエネルギーにして、向かっていけるから。

逆に言うとそういう悔しさがないと、続けていけないスポーツかもしれない。よく「勝っても負けてもいい試合を」っていう選手がいるけれど、そういう選手は負けても成長がない。悔しさをバネにできないから。

普段でも、朝2〜3時間と夕方4〜5時間練習しているのに、試合前1ヶ月は練習密度が数倍に上がる。身長の割には軽い階級を選んでいる僕は、その分減量もきつい。練習が激しくなっていくに連れて、食事量を減らしていくスポーツなんて多分ボクシングくらい。

激しい練習と減量は肉体的にも過酷だけれど、実は精神をものすごく消耗する。引退していく人はケガよりも、精神的なスタミナが切れてしまう人の方が多いはず。

減量中はほんとに漫画のボクシングの世界と同じで、ひとりで寝ていると水のしたたる「ポタポタッ」という音とか、時計の針の「チッチッ」っていう音が聞こえてくる。神経が研ぎ澄まされていく。ひとりになると「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ」ってワケもなくムカついてきたり。そんな時は「オレをこんなにきつい思いをさせているのはお前か!」って相手への闘志に転換させないと、どうかなりそうになる。

だから試合直前のピークには、ジムに入るのもイヤ、サンドバックを見ると吐き気がしそうなくらいに追い詰められる。練習しないで勝てるなら、本当は練習なんて一切したくない。

「ここまでにしておこうか、まだまだ頑張るのか…」。

いつも心の中は戦っている。

結局、最後は勝ちたい、っていう気持ちだけ。きっと世の中にはもっと楽にヒーローになれる方法があるだろうけど、僕にはこれしかない。いま僕が輝けるのはキックボクシングしかないから。

才能があったわけじゃない。ただ僕が他の選手と違っていたところがあるとすれば、会長の言うことを純粋に素直に聞けたこと。そしてその言葉に従って、みんなが遊んでいる時にも、彼女をほったらかしにしても、戦い続けてきたから。もしかしたら、それができたことが僕の才能なのかもしれない。

9月25日にタイのルンピニスタジアムで試合がある。タイ国内では全国中継も行われる大きな試合だ。残念ながらタイトルマッチにはならなかったけれど、次につながる大きな試合になることは間違いない。今はこの試合のことしか考えられない。

キックボクシングを選んだことは後悔していない。たとえこの先、中途半端に終わったとしても、ここまでの人生悔いはない、そう思えるくらい打ち込んできたから。だから、僕は必ず成功する。今は根拠のない自信じゃなく、確信を持ってそう言えるようになってきた。

僕の試合を見に来てほしい。きっとみんな元気になれるから。

[取材・文 平田 節子/写真 山田 亘]

佐藤 嘉洋氏 市民講座
オータムフェスティバル 名古屋・港区会場

入場無料

とき
12/5(日)11:30〜12:45(予定)

11月に試合が予定されており、ケガや結果によっては急遽中止になる場合があります。詳細はこちらでご確認下さい。

http://www.ask-net.jp/autumn/minato/

関連ページ

佐藤嘉洋公式サイト

http://sports.nifty.com/sato-kick/

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