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1961年島根県生まれ。愛知教育大学の養護教諭養成課程を卒業後、養護教諭となる。3つの小学校の勤務を経て、現在は愛知県の大口北部中学校に勤務している。メディアリテラシー教育研究会中部支部にも所属。「養護教育のためのメディアリテラシーによる健康学習」を出版するなど、学校外でも活躍中。

養護教諭のメディアリテラシー教育

「O-157事件」に対して、子どもたちの「O-157が流行ったら学校のせいだ」という発言を聞いて違和感を持った。子どもに対するメディアの影響の大きさを実感した。

それから、メディアが子どもたちに与える影響について学んできた。現在は健康や性、またタバコや携帯電話の分野を中心として、メディアが子どもたちにどのような影響を与えているのかについて、大きな問題意識を抱いている。

例えば、ローティーン向けの雑誌では、性に対する意識を早めるような記事が氾濫している。雑誌を読んだ中高生は、自分が性行動に対して遅れていると感じてしまう実情がある。

そこで桑原さんは、メディアがどのような意図で作られているのかを、実際に子供達に考えてもらい、そして気づいてもらうための活動をしている。

養護教諭の仕事はけがの手当のみだというイメージが根強くある、という。また生徒の心のケアという課題に一人で対処している養護教諭も多い。そんな状況から養護教諭の間で「健康教育研究会ひだまり」という組織を作って、他の教師や市民と一緒に子どもたちの問題を解決していこう、と活動している。

代表的な講座タイトルと対象年代

「メディアから発信される健康情報を読み取ろう」(中学生〜高校生)
「性とメディアの関係」(中学生〜高校生)

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