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1944年、名古屋市出身。名古屋第一高等学校卒業後、株式会社中部ドローイングに勤務。93年より異業種交流会「ハイブリッド」「いいかんだ」にて名古屋文化の研究を始め、2001年よりそれまで学んだことを社会に生かす道として市民講師としての活動を始める。今年度は特に名古屋の歴史をテーマに据え、市内の名所や旧跡を訪ね歩く。

コミュニケーションの大切さ、難しさ

会社という組織の中で人に教えることも多いという桑原さんは、コミュニケーションの重要性を感じることが多いそうだ。お互いにきちんとコミュニケーションを取ることは、集団としてのチームワークを発揮するために必要なことで、さらに自分が周囲の人間の支えの中で生きていることの実感にもつながるというのだ。

しかし、コミュニケーションの大切さと同時に、その難しさも強調する。「コミュニケーションというのは、ただ言葉を発したらそれで終わりというものではありません。相手がどのように受け取るかという所まで考え、もし正しく理解されていないのならば、相手に合わせて自分のしゃべり方を変えるべきではないでしょうか。」

名古屋弁は大切なコミュニケーション手段

そして、そのしゃべり方の一つとして、名古屋弁を無くしてはいけないと語る。

「意識することは少ないかもしれませんが、名古屋弁は日常会話の中で何気なく使っているものです。しかし、若い人の名古屋弁に対するする印象はあまり良くないようです。例えば名古屋の文化について書かれた本を見ると、名古屋弁というのは、汚いものであったり、『キツイ』????であったりというように。」

そのような状況に対して、自分たちの親たちの使ってきた言葉を無くしてはならないと警鐘を鳴らしている。

代表的な講座タイトルと対象年代

「まっと話そみゃあ!名古屋弁」(小学生〜)

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